長崎県五島市のブランド肉「五島牛」の品質向上と肥育事業強化を目指し、五島市とJAごとう、東京農工大、金融ソリューション事業を展開するジャパンインベストメントアドバイザー(東京、JIA)の4者が28日、連携協定を締結した。繁殖から肥育までの一貫経営を推進し、生産拡大と繁殖農家の経営基盤強化につなげる。
同市農林課などによると、市内の約240戸の繁殖農家が育成する子牛のうち約9割は島外に出荷。「五島牛」としての肥育はほぼJAごとうが担っており、出荷頭数は年間約460頭にとどまる。需要に対して生産が追いついておらず、生産基盤の強化や肥育農家の育成が課題となっている。
協定内容は「五島牛」のブランド確立、品質向上、肥育飼料開発、販路拡大、肥育頭数増加など6項目。JAごとうはJIAと連携し、経営モデルや販路拡大などのノウハウを活用して肥育事業を強化。東京農工大は飼料選びや肉質分析など担当し、品質向上を目指す。さらに構築した環境配慮型の経営モデルを繁殖農家に提案し、新たな肥育農家の育成も図る考え。
同市役所であった調印式には野口市太郎市長と東京農工大の千葉一裕学長、JIAの白岩直人代表取締役、JAごとうの家永嘉弘組合長が出席。畜産モデルの構築に向け、それぞれあいさつし、野口市長は「品質向上や、肥育頭数の拡大に向けて4者でしっかりと協議を進めていきたい」と述べた。
同市農林課などによると、市内の約240戸の繁殖農家が育成する子牛のうち約9割は島外に出荷。「五島牛」としての肥育はほぼJAごとうが担っており、出荷頭数は年間約460頭にとどまる。需要に対して生産が追いついておらず、生産基盤の強化や肥育農家の育成が課題となっている。
協定内容は「五島牛」のブランド確立、品質向上、肥育飼料開発、販路拡大、肥育頭数増加など6項目。JAごとうはJIAと連携し、経営モデルや販路拡大などのノウハウを活用して肥育事業を強化。東京農工大は飼料選びや肉質分析など担当し、品質向上を目指す。さらに構築した環境配慮型の経営モデルを繁殖農家に提案し、新たな肥育農家の育成も図る考え。
同市役所であった調印式には野口市太郎市長と東京農工大の千葉一裕学長、JIAの白岩直人代表取締役、JAごとうの家永嘉弘組合長が出席。畜産モデルの構築に向け、それぞれあいさつし、野口市長は「品質向上や、肥育頭数の拡大に向けて4者でしっかりと協議を進めていきたい」と述べた。