企画・特集

諫早湾干拓

▶“無効化”の波紋 諌干高裁判決(2018年7月)

 国営諫早湾干拓事業を巡る訴訟で、福岡高裁は7月30日、2010年に確定した開門判決を自ら否定する判断を示し、「非開門」で決着する可能性が高まった。“宝の海”を取り戻そうと、国に開門を迫ってきた漁業者側は「でたらめな判決」と怒りと失望をあらわ。一方、開門反対派からは安堵(あんど)の声が上がり、巨大公共事業がもたらした判決にさまざまな思いが交錯した。