衆院は9日解散し、15日公示、27日投開票の総選挙の火ぶたが事実上切って落とされた。長崎県選出の国会議員ははやる気持ちを抑えながら慌ただしく地元へ。立候補予定者の選挙事務所も決戦に向けて準備のギアを上げた。
「衆議院を解散する」。議長が解散詔書を読み上げると議席から自然発生的に万歳が起きるのが慣例。今回は与党側が両手を挙げて応じたのに対し、野党側は拒むようにたたずんだ。
「自民の万歳にも勢いを感じなかった。大義のない解散、二転三転した首相の言動などを象徴していた」と指摘したのは立憲民主党前職の山田勝彦氏(45)=旧長崎3区=。国民民主党前職の西岡秀子氏(60)=旧1区=も「『万歳』という雰囲気はなく、歯切れが悪い印象」と受け止めながら「短期決戦だが、多くの方に自分の政策と思いを伝えたい」と気を引き締めた。
迎え撃つ与党。自民党前職の金子容三氏(41)は議場最前列で3回万歳。昨年10月の旧4区補選で当選したばかりで「まだ1年しか働いていない。地元のために働きたいと改めて強く思った」。他の議員と握手を交わし、国会での再会を誓い合った。同党前職の加藤竜祥氏(44)=旧2区=は万歳をした後「やり抜くだけ」と決意を語った。
県内では各陣営が準備を加速。1区の立候補予定者の選挙事務所では、「必勝」のため書きを壁に張ったり、集会で使う機材をチェックしたりした。総決起集会のスケジュールも組み、スタッフが進行を打ち合わせた。選対幹部は「期間は短いが、選挙区内の道路は、全て選挙カーで走るつもりで回る。有権者としっかりコミュニケーションを取って、候補予定者の考えを訴えていきたい」と士気を高めた。
「衆議院を解散する」。議長が解散詔書を読み上げると議席から自然発生的に万歳が起きるのが慣例。今回は与党側が両手を挙げて応じたのに対し、野党側は拒むようにたたずんだ。
「自民の万歳にも勢いを感じなかった。大義のない解散、二転三転した首相の言動などを象徴していた」と指摘したのは立憲民主党前職の山田勝彦氏(45)=旧長崎3区=。国民民主党前職の西岡秀子氏(60)=旧1区=も「『万歳』という雰囲気はなく、歯切れが悪い印象」と受け止めながら「短期決戦だが、多くの方に自分の政策と思いを伝えたい」と気を引き締めた。
迎え撃つ与党。自民党前職の金子容三氏(41)は議場最前列で3回万歳。昨年10月の旧4区補選で当選したばかりで「まだ1年しか働いていない。地元のために働きたいと改めて強く思った」。他の議員と握手を交わし、国会での再会を誓い合った。同党前職の加藤竜祥氏(44)=旧2区=は万歳をした後「やり抜くだけ」と決意を語った。
県内では各陣営が準備を加速。1区の立候補予定者の選挙事務所では、「必勝」のため書きを壁に張ったり、集会で使う機材をチェックしたりした。総決起集会のスケジュールも組み、スタッフが進行を打ち合わせた。選対幹部は「期間は短いが、選挙区内の道路は、全て選挙カーで走るつもりで回る。有権者としっかりコミュニケーションを取って、候補予定者の考えを訴えていきたい」と士気を高めた。