タイ当局がミャンマー国境付近で愛知県の少年(16)を保護したことなどを受け、坂井学国家公安委員長は20日の定例記者会見で、交流サイト(SNS)上でのやりとりについて「危険性があることを十分に認識してほしい」と述べた。少年はインターネット上の闇バイト募集を通じて渡航し、特殊詐欺に加担させられた可能性がある。
警察庁は同日、闇バイト応募者に対して犯罪に加わらず警察に相談するよう呼びかけた結果、昨年10月18日から今年2月18日までに248件の保護措置を講じ、うち10件が海外渡航に関するものだったと明らかにした。