長崎市の元小学校教諭、峯教子さん(53)が、子どもたちと大切に育んだカメとチョウを題材にした絵本「かめくんのお月さま」(文芸社)を5月に刊行する。小さな生き物の命の神秘と輝きを表現し「自分自身が持っている光を大事にしてほしい」と願いを込めた。
絵本は、独りきりのカメがチョウに夢を聞かれ、お月さまに会いに行きたいと打ち明ける物語。油絵16点で仕上げた。
中学美術の教員免許を持つ峯さんは、2023年3月まで公立の小学校と幼稚園に計29年間勤めた。交流人事で3年間、幼稚園に勤めた際、小さなクサガメ4匹を譲り受けて園で飼育し、同時にクロアゲハチョウも世話して羽化させた。カメに名前を付けて育て、死ぬと供養する園児もいた。命を大事にする子どもたちの姿が創作の原点になったという。
峯さんはカメ1匹を自宅に引き取った。そのカメはいつも満月をじっと見るという。声なき生き物の声を伝えたいと絵本にした。
峯さんは幼稚園から小学校に戻り、カメの話は国語の教材として授業で話していた。創作に専念するため2年前に退職。離任式で担任をしていた1年生に「いつかかめくんの絵本を描くから待っててね」と話したものの、その半年後に再会した児童に「先生の絵本を図書館で探したけど、なかったよ」と言われ完成を急いだという。
「かめくんのお月さま」はB5判、32ページ。1320円。全国の書店やインターネット通販で購入できる。
絵本は、独りきりのカメがチョウに夢を聞かれ、お月さまに会いに行きたいと打ち明ける物語。油絵16点で仕上げた。
中学美術の教員免許を持つ峯さんは、2023年3月まで公立の小学校と幼稚園に計29年間勤めた。交流人事で3年間、幼稚園に勤めた際、小さなクサガメ4匹を譲り受けて園で飼育し、同時にクロアゲハチョウも世話して羽化させた。カメに名前を付けて育て、死ぬと供養する園児もいた。命を大事にする子どもたちの姿が創作の原点になったという。
峯さんはカメ1匹を自宅に引き取った。そのカメはいつも満月をじっと見るという。声なき生き物の声を伝えたいと絵本にした。
峯さんは幼稚園から小学校に戻り、カメの話は国語の教材として授業で話していた。創作に専念するため2年前に退職。離任式で担任をしていた1年生に「いつかかめくんの絵本を描くから待っててね」と話したものの、その半年後に再会した児童に「先生の絵本を図書館で探したけど、なかったよ」と言われ完成を急いだという。
「かめくんのお月さま」はB5判、32ページ。1320円。全国の書店やインターネット通販で購入できる。