長崎女子商業高ダンス部が県勢初V! 全国ダンスドリル選手権 クールな動きから笑顔の踊りへ

長崎新聞 2024/08/07 [11:20] 公開

日々表現力を磨く部員たち=長崎市、長崎女子商業高

日々表現力を磨く部員たち=長崎市、長崎女子商業高

  • 日々表現力を磨く部員たち=長崎市、長崎女子商業高
  • 全国高校ダンスドリル選手権で優勝した長崎女子商業高ダンス部=長崎市、同校
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長崎市栄町の長崎女子商業高(久保純一校長)のダンス部が、7月27、28日に東京で開かれた「全国高校ダンスドリル選手権」のヒップホップ女子・ミディアム編成部門(10~15人)で県勢初優勝を飾った。
 NPO法人ミスダンスドリルチーム・インターナショナル・ジャパン(東京)が主催。ジャズ、チア、ヒップホップなど25部門に分かれて競った。
 同校は1月の全国高校ダンスドリル冬季大会でヒップホップ女子・スモール編成部門(3~9人)で6位と健闘。今回は、選抜メンバー11人が6月の九州大会を制し、全国切符を獲得した。
 2分30秒の演技で、振り付けは県内10カ所でダンススタジオを展開する「ルードファクトリー」のAIRI(アイリ)さんが担当。ロボットのような無機質でクールな動きから、笑顔いっぱいに踊るという雰囲気の変化が見どころ。
 顧問の宮﨑翔子さんが「気迫が違った。素晴らしい表現力だった」と絶賛するダンスで、会場を沸かせた生徒たち。部長の森山莉子さん(17)は「優勝が決まり、うれしくてみんなで号泣した」と笑顔で振り返った。
 ダンス部は2015年に同好会として発足し、その後の人気向上に伴い20年に部に昇格。今年は部員44人が日々、汗を流している。ダンスの魅力について「言葉が通じなくても世界中の人と仲良くなれる」と森山さん。メンバーは今月15、16日、横浜市で開かれる「日本高校ダンス部選手権」(ストリートダンス協会など主催)の準決勝にも出場する。