すき家、害虫混入で全店一時閉店 4月4日まで、衛生対策で

共同通信 2025/03/29 [20:21] 公開

牛丼チェーン「すき家」の看板

牛丼チェーン「すき家」の看板

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 牛丼チェーン「すき家」は29日、一部店舗を除く全店を、3月31日午前9時から4月4日午前9時まで一時閉店すると発表した。3月28日に昭島駅南店(東京都)で商品に害虫のゴキブリの一部が混入したことが判明、1月にも鳥取市の店舗でみそ汁にネズミが混入しており、同様の事案が相次いだため。衛生対策で大手飲食チェーンが全面的に営業を一時休止するのは異例の措置となる。

 閉店中に害虫や害獣の侵入を防ぐ対策を取るという。すき家は「このような事態を招いたことを重く受け止めている」とコメントした。

 昭島駅南店では持ち帰り商品に害虫が混入していたと利用者から電話で指摘があった。利用者には店舗の責任者が謝罪し、商品の代金を返金した。店舗は営業を停止している。

 1月には鳥取市の鳥取南吉方店でネズミが混入し、全国の店舗で衛生教育や目視確認の徹底といった対策を既に取っていた。

 すき家は外食大手ゼンショーホールディングスが運営。全国に2千弱の店舗がある。