東日本大震災の発生から14年を迎えた11日、平和活動に取り組む若者や市民ら約20人が長崎市松山町の爆心地公園で集会を開き、被災地に思いをはせて黙とうした。
集会は市民団体「福島と長崎をむすぶ会」などが震災翌年から毎年開催。参加者は原爆落下中心地碑に献花し、震災が発生した午後2時46分に黙とうをささげ犠牲者を悼んだ。
同会共同代表の阪口博子さん(75)は「汚染水の問題など、原発事故の収束すら見えない」と指摘。同会は2016年から福島県を訪れ、被災地の現状を伝える写真展を長崎市内で開催してきた。昨年、現地で「自分たちのなりわいやコミュニティーが奪われ、悔しい」と悲痛な声を聞いたとし、「被爆地に生きる市民として、被災地を忘れないと胸に刻む」と誓った。
第25代高校生平和大使の安野美乃里さん(18)=県立長崎東高3年=は約2年前に岩手県を訪問。「現地の平和大使から被災地の過去だけでなく現在の状況も伝えてほしいと言われたことが印象に残っている。これまでの経験を周囲に発信し続けたい」と述べた。
集会は市民団体「福島と長崎をむすぶ会」などが震災翌年から毎年開催。参加者は原爆落下中心地碑に献花し、震災が発生した午後2時46分に黙とうをささげ犠牲者を悼んだ。
同会共同代表の阪口博子さん(75)は「汚染水の問題など、原発事故の収束すら見えない」と指摘。同会は2016年から福島県を訪れ、被災地の現状を伝える写真展を長崎市内で開催してきた。昨年、現地で「自分たちのなりわいやコミュニティーが奪われ、悔しい」と悲痛な声を聞いたとし、「被爆地に生きる市民として、被災地を忘れないと胸に刻む」と誓った。
第25代高校生平和大使の安野美乃里さん(18)=県立長崎東高3年=は約2年前に岩手県を訪問。「現地の平和大使から被災地の過去だけでなく現在の状況も伝えてほしいと言われたことが印象に残っている。これまでの経験を周囲に発信し続けたい」と述べた。