ラグビー 長崎県高校選抜 選抜4強の東福岡と対戦へ 結束力で勝負

長崎新聞 2025/04/09 [10:50] 公開

1月の県高校新人大会決勝で接戦を演じた長崎北と長崎北陽台。今回は両チームを中心にメンバー編成した=佐世保市東部スポーツ広場

1月の県高校新人大会決勝で接戦を演じた長崎北と長崎北陽台。今回は両チームを中心にメンバー編成した=佐世保市東部スポーツ広場

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長崎県高校選抜は1月の県新人大会で優勝した長崎北、2月の全九州新人大会(Aパート)で優勝して、3月の全国選抜大会で16強入りした長崎北陽台の2校を中心に25人を選出。選抜4強の東福岡と3年連続で対戦する。長崎は力を融合させて、8月に地元で開催される国スポ九州ブロック大会に弾みをつけるような試合をしたい。
 長崎は過去2年間、九州ブロック大会を突破できずに、国スポ出場権を逃している。今季は昨季と比べてタレントが不足しているため、長崎伝統の堅守と速さ、結束力を磨いていかなければ、本番の夏、秋に結果を出すのは難しい。今回はその試金石ともなる一戦だ。
 FWの主力はフランカー山口、プロップ田中、ロック橋、岩﨑、久保。セットプレーを安定させることができれば、東福岡と互角に戦えるだけの力は備えている。
 バックスはCTB向井、松﨑、FB白丸、SO長瀨らを中心に編成。WTB道端、陣野らトライゲッターを生かせるような展開力を見せたい。SH北嶋、山本が、どれだけテンポを上げていけるかがポイントになってきそうだ。
 東福岡レベルの強豪と戦うためには、ディフェンス力、接点の強さは絶対条件。ここで一歩でも引いたら、一気にトライまで持っていかれる可能性もある。今崎コーチは「ディフェンスの場面が多くなるので、いかにそこで頑張れるか。粘ってターンオーバーして、素早く展開する。FWがいい長崎北陽台、バックスに力がある長崎北の力がかみ合えばいい」とチームとしての結束を促している。