【ロサンゼルス共同】メキシコのシェインバウム大統領は6日、中国との貿易について「関税を見直さなければならない」と述べた。「自国産業を強化する」としており、中国からの輸入品に対する関税強化を検討するとみられる。中国製品の流入で産業が衰退し、治安が悪化した地域があると主張した。
メキシコの対中関税強化には、中国に強い姿勢を示す米国のベセント財務長官が「非常に興味深い提案」と評価していた。米国によるメキシコへの関税措置回避につなげたい思惑もありそうだ。
シェインバウム氏は記者会見で「メキシコは、貿易協定を結んでいない中国から多数の製品を輸入している」と説明した。