観光庁が28日公表した2024年宿泊旅行統計によると、日本人と外国人の延べ宿泊者数が23年より増えたのは31都道府県に上った。うち外国人は円安を背景に高知を除く46都道府県で増加し、東京と京都は調査開始以来初めて、年間で日本人を上回った。三大都市圏の外国人宿泊者は地方を大きく上回ったままで、地方分散に向けた一層の取り組みが求められる。
24年の延べ宿泊者数は23年比5・3%増の6億5028万人で過去最多だった。うち外国人は38・9%増の1億6360万人、日本人は2・6%減の4億8668万人。
都道府県別で全体の増加率が最も高いのは石川の36・0%で、鳥取31・8%。