長崎市牧島町にある同町公民館の裏庭に、バナナの仲間、バショウの花と実がついた。町内で評判を呼んでいる。
5日に開かれた高齢者サロンのお楽しみ会は、珍しい形をした花実が話題に上り大いに盛り上がった。80代のお年寄りが「ずっと見てきたけど、実をつけたのは初めて」と驚いていたという。
公民館は1968年まで市立戸石小牧島分校があった場所。裏手に大きな葉が茂るバショウが約15株あり、高さはそれぞれ6メートルほどある。
住民の長野康子さん(68)が90代の年長者に尋ねたところ、1920年から教師を務め、牧島への電灯導入にも奔走した故池田九市さんが植えたはずだ、と話したという。公民館裏で100年前から茂っている可能性がある。
九十九島動植物園(森きらら)によると、バショウは大きく育つ草。同属では最も耐寒性がある。大きく開いた「苞(ほう)」の下に見えるのが花で「温暖化などで温かくなり、花をつける環境が整ったのかもしれない」としている。
長野さんは「牧島の歴史をずっと見守ってくれている。花を咲かせて恩を返してくれているのかも」とほほ笑み、黄色い花を見上げていた。
5日に開かれた高齢者サロンのお楽しみ会は、珍しい形をした花実が話題に上り大いに盛り上がった。80代のお年寄りが「ずっと見てきたけど、実をつけたのは初めて」と驚いていたという。
公民館は1968年まで市立戸石小牧島分校があった場所。裏手に大きな葉が茂るバショウが約15株あり、高さはそれぞれ6メートルほどある。
住民の長野康子さん(68)が90代の年長者に尋ねたところ、1920年から教師を務め、牧島への電灯導入にも奔走した故池田九市さんが植えたはずだ、と話したという。公民館裏で100年前から茂っている可能性がある。
九十九島動植物園(森きらら)によると、バショウは大きく育つ草。同属では最も耐寒性がある。大きく開いた「苞(ほう)」の下に見えるのが花で「温暖化などで温かくなり、花をつける環境が整ったのかもしれない」としている。
長野さんは「牧島の歴史をずっと見守ってくれている。花を咲かせて恩を返してくれているのかも」とほほ笑み、黄色い花を見上げていた。