長崎市江戸町の県庁舎跡地活用について、県は11日の県議会総務委員会で、跡地に整備する施設の配置のイメージ案と2030年度の完成を目指すスケジュール案を示した。大正時代に建設された被爆遺構の旧県庁第3別館(旧長崎警察署)は塔屋を中心に一部保存し、情報発信機能の施設に使用できるか検討する。
県は22年に県庁舎跡地整備基本構想を公表。「広場」「情報発信」「交流支援」の三つの機能を整備するとした構想に沿った形でイメージ案をまとめた。
イメージ案では、交流支援機能の施設として旧県庁本館跡地に平屋一部2階建ての建物(延べ床面積約千平方メートル)を設置。多目的スペースやカフェ、ステージなどの整備を想定している。
また情報発信機能の施設として旧第3別館の位置に2階建ての建物(延べ床面積約千平方メートル)を配置。県は新年度に旧第3別館の劣化状態を調査し、どの程度使用できるか判断する。施設では県庁舎跡地の重層的な歴史や世界遺産、観光・物産などを紹介する。
広場や大階段を設けるほか、隣接する江戸町公園を含めた一体活用が可能かどうか長崎市と協議する。
スケジュール案では新年度に基本計画を策定。施設整備と管理運営の手法は、民間の資金やノウハウを活用するPFIを念頭に検討しており、事業者に意見を聞く「サウンディング調査」を始める。27年度に事業者を選定。30年度に施工を終える。小川雅純地域振興部長は「民間活力導入に向けた詳細調査を進めながらさらに検討を深めていく」と述べた。
県は22年に県庁舎跡地整備基本構想を公表。「広場」「情報発信」「交流支援」の三つの機能を整備するとした構想に沿った形でイメージ案をまとめた。
イメージ案では、交流支援機能の施設として旧県庁本館跡地に平屋一部2階建ての建物(延べ床面積約千平方メートル)を設置。多目的スペースやカフェ、ステージなどの整備を想定している。
また情報発信機能の施設として旧第3別館の位置に2階建ての建物(延べ床面積約千平方メートル)を配置。県は新年度に旧第3別館の劣化状態を調査し、どの程度使用できるか判断する。施設では県庁舎跡地の重層的な歴史や世界遺産、観光・物産などを紹介する。
広場や大階段を設けるほか、隣接する江戸町公園を含めた一体活用が可能かどうか長崎市と協議する。
スケジュール案では新年度に基本計画を策定。施設整備と管理運営の手法は、民間の資金やノウハウを活用するPFIを念頭に検討しており、事業者に意見を聞く「サウンディング調査」を始める。27年度に事業者を選定。30年度に施工を終える。小川雅純地域振興部長は「民間活力導入に向けた詳細調査を進めながらさらに検討を深めていく」と述べた。