映画みたい! 長崎・形上小 メッセージ託した風船、秋空へ 創立150年記念事業で

長崎新聞 2024/10/25 [11:30] 公開

メッセージを付けたバルーンを放つ児童ら=長崎市立形上小

メッセージを付けたバルーンを放つ児童ら=長崎市立形上小

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長崎市琴海形上町の市立形上小(松尾真由美校長、61人)の校庭で23日、創立150周年を記念したバルーンリリースがあり、児童、保護者らが風船300個を空へ放った。
 同校の始まりは1874(明治7)年。今年が創立150年に当たり、11月には記念式典も予定している。リリースは記念事業の一環で、地域の人も合わせ計約180人が集まった。
 「給食はランチルームで全員と食べられて楽しいです」「形上地区の海はとてもきれいです」。風船には、子どもたちが学校や地域の魅力を書いたメッセージカードに学校で育てたアサガオの種を貼り、結び付けた。合図とともに握った手を開くと、色とりどりの風船は秋空のかなたへ。
 6年の浦越望恵さん(12)は「映画みたいに飛んでいった。感動した」と喜んだ。保護者で自身も卒業生の木下瑞希さん(39)は「私たちの頃に比べ児童数は半分になったが、学校はいつまでも残ってほしい」と話した。