【パリ共同】フランスのマクロン大統領は9日、6月にもパレスチナを国家として承認する可能性があるとの考えを示した。承認すれば、日米など先進7カ国(G7)で初めてとなる。フランスメディアのインタビューで語った。パレスチナ自治区ガザに攻撃を続けるイスラエルをけん制する狙いがある。
マクロン氏は「(パレスチナの)国家承認に向けて動かなければならない。数カ月以内にそうする」と強調。中東の国の一部には、イスラエルを承認するよう期待を示した。パレスチナ国家樹立による2国家解決の実現に向け、フランスは6月にサウジアラビアと共同で会議を主催する。
パレスチナは約150カ国が国家承認している。