平戸の旅館で食中毒…2日間営業停止、グループ客が下痢や嘔吐など訴え 長崎

長崎新聞 2025/05/01 [10:22] 公開

長崎県は4月30日、平戸市生月町の「池月旅館」内の飲食店で食事をした複数の客が食中毒とみられる症状を訴え、調理従事者を含む計12人の便からノロウイルスを検出したとして、食品衛生法違反で同旅館を5月1日まで2日間の営業停止処分にした。
 県によると、25日午後6時半ごろから同旅館で会食した34人のグループのうち8人が26~27日に、下痢や嘔吐(おうと)などを訴えた。25日昼に同旅館で会食した10人グループのうち5人にも同様の症状が出た。
 症状があった13人のうち3人が医療機関を受診。入院した人はおらず、回復に向かっている。利用者10人と調理従事者2人の便からノロウイルスが検出され、全員に共通する食事は同旅館だけだったため、食中毒の原因と断定した。