デルタ機着陸失敗、18人負傷 カナダ東部、機体が上下逆さま

共同通信 2025/02/18 [11:11] 公開

カナダのトロント国際空港で逆さまになったデルタ航空機=17日(ロイター=共同)

カナダのトロント国際空港で逆さまになったデルタ航空機=17日(ロイター=共同)

大きい写真を見る

 【ニューヨーク共同】カナダ東部のトロント国際空港で17日、デルタ航空の子会社が運航する旅客機が着陸に失敗し、少なくとも乗客18人が負傷した。うち子どもを含む3人が重体。地元メディアが伝えた。X(旧ツイッター)に投稿された映像では機体が上下逆さまになり、主翼が大きく損傷していた。

 乗客76人と乗員4人の計80人は全員、逆さまの機体から脱出した。カナダ運輸安全委員会は現地に調査チームを派遣し、事故原因を調べると発表した。AP通信は、管制官が急な気流の変化に注意するよう機長らに警告していたと報じた。

 デルタ機はCRJ900で、米中西部ミネソタ州ミネアポリス発、トロント行きだった。トロント空港はカナダで最も混雑する空港。APによると当時、最大瞬間風速15メートル以上の強風が吹き、前日までの積雪が原因で多くの便に欠航や遅れが出ていた。事故を受け、空港は航空機の発着を一時停止した。