長崎県対馬市の観音寺から2012年に盗まれ、韓国に持ち込まれた県指定有形文化財「観世音菩薩坐像」について、対馬市教委は2日、韓国から日本側へ10日に引き渡され、12日午後1時から観音寺で檀家(だんか)らによる法要を実施すると発表した。
仏像は1月に韓国側からの返還手続きを終え、所有権を主張していた韓国・浮石寺に貸与。同寺で「法要」が実施されている。韓国から空路と海路で対馬に運ばれる。防犯上の理由から対馬に到着後、いったん対馬博物館(厳原町)に保管され、12日の法要を迎えるとみられる。市教委によると、日本側から観音寺の田中節孝・前住職や国、県、市教委の関係者が訪韓。島内での搬送と法要中の警備は県警が担う。
12年に海神神社(峰町)から盗まれた国指定重要文化財「銅造如来立像」の返還時は、国が費用を負担した。県教委は「観音寺の仏像は県指定文化財のため、(輸送費は)県が負担する」としている。
仏像は1月に韓国側からの返還手続きを終え、所有権を主張していた韓国・浮石寺に貸与。同寺で「法要」が実施されている。韓国から空路と海路で対馬に運ばれる。防犯上の理由から対馬に到着後、いったん対馬博物館(厳原町)に保管され、12日の法要を迎えるとみられる。市教委によると、日本側から観音寺の田中節孝・前住職や国、県、市教委の関係者が訪韓。島内での搬送と法要中の警備は県警が担う。
12年に海神神社(峰町)から盗まれた国指定重要文化財「銅造如来立像」の返還時は、国が費用を負担した。県教委は「観音寺の仏像は県指定文化財のため、(輸送費は)県が負担する」としている。