中国の海洋進出や台湾有事を念頭に政府が進める防衛力強化に反対しようと、西日本11府県の12の市民団体が22日「戦争止めよう!沖縄・西日本ネットワーク」の結成集会を鹿児島市で開いた。「莫大な税金を使って、弾薬庫の建設や基地の大拡張が強行されている。市民の共同の力で、『国家による戦争』を止める」との結成宣言を採択した。
会場には広島や大分、沖縄各県などから約300人が訪れ、オンラインでも約200人が参加した。
「ノーモア沖縄戦えひめの会」運営委員の高井弘之さん(69)は基調提案で「軍事拠点化が西日本から全国に拡大しているが、これまでは各地が孤立した活動を続けてきた」と指摘した。