高規格道路「西彼杵道路」のうち、西彼時津町の日並インターチェンジ(IC)と時津ICを結ぶ時津工区(3.4キロ)が18日開通した。
西彼杵道路(佐世保市-時津町、総延長46キロ)はこれまで指方IC(佐世保市)から大串IC(西海市)の14.2キロを供用。時津工区の開通により供用率は38%となった。将来的には、現在整備中の「長崎南北幹線道路」(長崎市-時津町、総延長15キロ)と接続し、長崎市-佐世保市を1時間以内で結ぶ計画となっている。
同工区は2014年度に事業着手し、事業費は約143億円。自動車専用道路で幅員10.5メートルの片側1車線。設計速度は60キロ。通行無料。
県によると、同工区とこれにつながる町道を活用することで、井手園-子々川の所要時間は従来より約7分短縮する。1日当たり約1万3千台の交通量を見込み、町内で慢性化している交通渋滞の緩和が期待されている。
午後3時の供用開始を前に、時津町野田郷のとぎつカナリーホールで開通式があり、大石賢吾知事や吉田義德町長、国会議員や関係者ら約160人が出席。現地に移動してテープカットし、車両で通り初めをした。