「遠藤周作 生誕100年」で記念事業 長崎市、特別展などで魅力発信へ

2022/12/27 [10:30] 公開

遠藤周作生誕100年記念事業のロゴマーク(長崎市提供)

 長崎市は26日、小説「沈黙」などで知られる本県ゆかりの作家、遠藤周作(1923~96年)の生誕100年記念事業の概要を発表した。遠藤文学や人柄をイメージしたキャッチコピー「沈黙と好奇心の旅へ」やロゴマークを作成。講演会や特別企画展などを市内で開き、多面的な魅力を広く伝えていく。
 講演会は来年3月25日に長崎ブリックホール(茂里町)で開催し、99年のテレビドラマ「夫の宿題」で遠藤の妻役を演じた俳優、竹下景子さんのトークショーや上映会がある。企画展は「100歳の遠藤周作に出会う」と題し、遠藤の誕生日の同27日に市遠藤周作文学館(東出津町)で開幕。詳しい展示内容は今後明らかにする。
 記念事業の公式インスタグラムとツイッターを今月公開。遠藤の小説やエッセーの一節を引いた「名言集」や、ゆかりの作家や俳優からのメッセージ、市職員らのお薦め作品などを随時投稿していく。特設サイトでも情報発信する。