福岡管区気象台は11日、長崎県を含む九州北部地方が梅雨入りしたとみられると発表した。平年より7日、昨年より31日遅い。昨年は観測史上1番目に早い梅雨入りだったが、今年は例年よりやや遅めとなった。
同気象台によると、日本の南の海域にあった梅雨前線が、太平洋高気圧が強まらないため、九州まで北上するのが遅かったという。今後1週間は九州に梅雨前線が停滞するとみられ、曇りや雨が続くと予想される。平年の梅雨明けは7月19日ごろ。
長崎市神浦下大中尾町の大中尾棚田では、田植え作業に汗を流す人たちの姿が見られた。親類の手伝いをしていた大村市久原1丁目の森春雄さん(63)は「もっと早く梅雨入りしてほしかった。田植えが終わってほっとした」と話した。
長崎県梅雨入り 例年よりやや遅め
長崎新聞 2022/06/12 [10:15] 公開