長崎大は21日、長崎市坂本1丁目の旧長崎医科大通用門の遺構が、市の「被爆建造物等」の最も高いAランクに登録されたと発表した。既に登録されている「旧長崎医科大学門柱」(正門)と同様に現状の位置に保存し、説明板の設置などを行う予定。市によると、登録は昨年12月27日付。
「被爆建造物等」は、被爆の惨状を後世に伝えるため、原爆の被害を受けた建築物や樹木などを指定、保存。爆心地からの距離や被爆の痕跡などを基に、4段階に分類している。
通用門の遺構は爆心地から約500メートル。同1月、長崎大が擁壁整備中に石積み内から門柱と基礎部分を発見した。被爆者や樹木医などの専門家でつくる「長崎市原子爆弾被災資料審議会」は同11月、折れた門柱に被爆の影響が読み取れるとして、登録する案を示していた。
市によると、Aランクへの追加は「浦上天主堂遺壁」など7件が登録された1999年4月以来。被爆建造物等への登録は21日現在、125件。
「被爆建造物等」は、被爆の惨状を後世に伝えるため、原爆の被害を受けた建築物や樹木などを指定、保存。爆心地からの距離や被爆の痕跡などを基に、4段階に分類している。
通用門の遺構は爆心地から約500メートル。同1月、長崎大が擁壁整備中に石積み内から門柱と基礎部分を発見した。被爆者や樹木医などの専門家でつくる「長崎市原子爆弾被災資料審議会」は同11月、折れた門柱に被爆の影響が読み取れるとして、登録する案を示していた。
市によると、Aランクへの追加は「浦上天主堂遺壁」など7件が登録された1999年4月以来。被爆建造物等への登録は21日現在、125件。