長崎県諫早市は2月14日正午から、同市破籠井町で信号機がない環状交差点(ラウンドアバウト)の社会実験を始める。県内では初めて。効果を見極めた上で、2025年度以降に本格導入を目指す。市が20日、発表した。
設置場所は22年4月に供用開始された同市破籠井町の十字路。市道真崎破籠井線と市道西部台1号線、都市計画道路堀の内西栄田線が交差しているが、どちらが優先なのか分かりにくい。一時停止しない車両もあり、21年1月から25年1月8日までに人身事故が7件、物損事故が2件発生しているという。
環状交差点は、車両の通行する部分が環状(円形)の交差点で、徐行して進入し時計回りに走る。交差点内の速度が抑制されるため、重大事故の防止につながるほか▽赤信号による無駄な停止の解消▽環境負荷の軽減▽停電時にも交通がまひしない▽地域のランドマークになる-といった利点がある。
市道路課によると、全国で40都道府県の161カ所(昨年3月末時点)設置されており、九州・沖縄では本県と佐賀県だけ導入実績がない。
同課は「まずは市民に環状交差点の交通規制に慣れてもらいたい。実験結果が良かったら他の地域でも検討したい」としている。
設置場所は22年4月に供用開始された同市破籠井町の十字路。市道真崎破籠井線と市道西部台1号線、都市計画道路堀の内西栄田線が交差しているが、どちらが優先なのか分かりにくい。一時停止しない車両もあり、21年1月から25年1月8日までに人身事故が7件、物損事故が2件発生しているという。
環状交差点は、車両の通行する部分が環状(円形)の交差点で、徐行して進入し時計回りに走る。交差点内の速度が抑制されるため、重大事故の防止につながるほか▽赤信号による無駄な停止の解消▽環境負荷の軽減▽停電時にも交通がまひしない▽地域のランドマークになる-といった利点がある。
市道路課によると、全国で40都道府県の161カ所(昨年3月末時点)設置されており、九州・沖縄では本県と佐賀県だけ導入実績がない。
同課は「まずは市民に環状交差点の交通規制に慣れてもらいたい。実験結果が良かったら他の地域でも検討したい」としている。