島原城(長崎県島原市城内1丁目)を運営する島原観光ビューローは、城内に約300本植えられている梅の実を使った新たな土産品「梅ドロップス」を2月1日から販売する。郵送にも対応。担当者は「新型コロナ禍で島原に足を運べない遠方の人にも、島原城で採れた梅の風味を味わってほしい」とPRしている。
同社はこれまで、梅と氷砂糖のみを入れて漬け込んだ「梅シロップ」を土産品として販売。これに目を付けたサクマ製菓(東京)が昨年1月、地場産品の開発を提案した。梅シロップの製造に携わったショウガの生産加工業「人作」(同市)と浦川酒造(南島原市)が製作に協力した。
梅ドロップスは、島原城の一角にある「古野梅苑」などで昨年5月に収穫した梅約160キロの一部を使用。梅シロップに加工した後、サクマ製菓の工場に送られ5千袋を製造した。梅の風味を凝縮したハードキャンディーで、甘すぎず爽やかな果汁感を味わえる。
個包装のパッケージには「島原藩の石高は」「歴代城主は何人」など島原城の歴史を学べる計10問のクイズを1問ずつ記載。購入者が楽しめる工夫を施している。1袋59グラム。個包装18個入り280円。島原城の売店などで販売し、5袋から全国発送にも対応(郵送料別)。問い合わせは島原城売店(電0957.63.4874)。
島原城の梅使い「ドロップス」 新たな土産品 2月1日から販売
長崎新聞 2022/01/29 [09:33] 公開