ニセ電話詐欺防ぐ ソフトバンク 2人に感謝状 佐世保署

長崎新聞 2024/08/09 [12:10] 公開

車署長(左)から感謝状を受け取る尾﨑さん(中央)と牧山さん=佐世保署

車署長(左)から感謝状を受け取る尾﨑さん(中央)と牧山さん=佐世保署

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佐世保署は、ニセ電話詐欺を未然に防いだとして、佐世保市新港町のソフトバンクさせぼ五番街に勤務する牧山巧店長(25)とネットワークソリューションのSoftBank事業部第2営業部の尾﨑彩乃支店長(37)に署長感謝状を贈った。
 同署によると、7月12日、同市の女性(68)が「LINEで写真を送る方法を教えて。カードの裏面の数字をすぐに送らないといけない」とアップルギフトカードを持参して相談に来た。尾﨑さんがLINEのやりとりを確認すると、「4億円当選」「振込手数料ポイントがかかる」などのメッセージがあり、詐欺だと疑い、牧山さんに報告、通報した。
 2日、車康之署長から感謝状を手渡され、尾﨑さんは「相談されたからには防がないといけない。今後も対応していく」、牧山さんは「スタッフ全員が同じように対応できるよう詐欺を防止していく」と話した。
 同署管内では6月末までにニセ電話詐欺被害を18件(前年同期比11件増)認知。被害総額は約2213万円(同約1894万円増)に上る。SNS型投資・ロマンス詐欺は計13件発生し、総額約5622万円の被害が出ている。