10月に入り、長崎県内で交通死亡事故が相次いでいる。例年10月以降は夕暮れ時に死者や重傷者が出る事故が増える傾向があり、県警交通企画課は20日から、道路上の電光掲示板や各自治体へのチラシ配布で注意を呼び掛けている。
同課によると、10月の人身事故は20日現在(暫定値)、155件。このうち死者4人、重傷者18人で、夕暮れ時の死亡・重傷事故は5件だった。
秋以降は日没が早くなり、薄暗い時間が帰宅時間と重なる人も多い。視界が悪く、距離や速度がわかりにくくなったり、歩行者などの発見が遅れたりするという。
同課は「車のライトを早めに点灯し、運転に集中を。周囲が見えにくいと感じたら速度を控えて」と呼び掛けている。また夕暮れ時には、歩行者は明るい服装や反射材を着用するよう求めている。
夕暮れ時の運転に注意! 10月、交通死亡事故相次ぐ 長崎県警
長崎新聞 2021/10/22 [11:00] 公開