させぼパール・シー(長崎県佐世保市)が6日から九十九島クルージングに就航させる帆船「99TRITON(クジュウクトリトン)」(18トン)が、同市鹿子前町の九十九島パールシーリゾートで関係者に披露された。
全長約17メートル、幅約8メートル、深さ約2メートルで定員は30人(通常便)。双胴船なので波や風による横揺れの影響が少ないのが特徴。2015年に就航した「九十九島海賊遊覧船みらい」以来の新船となる。
「九十九島の魅力の再発見」をテーマに新船導入を検討。大型遊覧船よりも海を近くに感じることができる帆船にした。船内にはキッチンがあり、7月からはシェフが目の前で作る料理を味わいながらクルージングを楽しめるぜいたくなコース(1人1万1千円)も用意する。
中島正美社長は「IRも念頭に、市民の方はもちろん、世界の人をターゲットに考えている。ゆっくり食事をしながら九十九島の魅力を堪能してほしい」と話した。
食事が付かない通常便(同3200円)やサンセットクルーズ(同3800円)、チャータークルーズなどもある。全て予約が必要。詳しくは同社(電0956.28.4187)。
九十九島クルーズに新帆船「99TRITON」 6日就航
長崎新聞 2021/06/02 [00:00] 公開