長崎セントラル劇場 リニューアル コロナ対策で座席減

2021/03/04 [23:34] 公開

リニューアルした長崎セントラル劇場=長崎市万屋町

 長崎市万屋町の老舗映画館「長崎セントラル劇場」(前田眞利子館長)が1日、リニューアルオープンした。新型コロナウイルスの感染対策として、密集、密接を避けるために、館内の座席数を128から97に減らした。
 1960年開業の同館は、外国映画を中心に、良作のヒューマンドラマなどをワンスクリーンで上映。リニューアルは2011年にデジタル化対応の機材を導入して以来2度目となる。
 座席減に伴い、スクリーンに向かって縦方向に中央通路を設置。シートは合皮に、床はフローリングに張り替えたほか、天井部分を黒い布で覆いシックな雰囲気の内装に仕上げた。
 前田館長(68)は「感染対策を施しリフレッシュした空間で、映画の感動を味わってほしい」と話している。