【ニューヨーク共同】カナダで下院解散に伴う総選挙を28日に控え、各党首による討論会が16日、開かれた。「米国の51番目の州」になるべきだと主張し、関税を強化するトランプ米大統領への反発がカナダで強まる中、与党自由党のカーニー首相も、最大野党保守党のポワリエーブル党首も、自らこそがトランプ氏に対抗できる首相候補だと訴えた。
ポワリエーブル氏は、物価高騰や住宅不足は自由党の失政だと指摘し、「変化が必要だ」と呼びかけた。カーニー氏は「選挙の核心は、トランプ氏に対抗できる人物は誰かだ」と強調。危機対応に自信を示し、トランプ氏の関税政策に対抗して経済再生に集中すると約束した。