船舶用電子機器メーカー古野電気(兵庫県西宮市)の創業者で、名誉相談役の古野清賢(ふるの・きよかた)氏が6月26日午前7時53分、誤えん性肺炎のため死去していたことが8日分かった。98歳。長崎県南島原市出身。自宅は西宮市。葬儀・告別式は近親者で行った。お別れの会は9月30日午後0時半から神戸市中央区港島中町6の10の1、神戸ポートピアホテルで。
1938年に兄の故・古野清孝氏と共に古野電気商会を設立し、ラジオ修理業を開始。48年に世界で初めて魚群探知機の実用化に成功し、古野電気を設立。その後、西宮市に本社を構え、同社を舶用機器の世界トップメーカーに育てた。
故郷の発展にも尽力。2009年に清孝氏と共に南島原市から名誉市民証を授与された。同市は兄弟の功績を顕彰するとともに、児童生徒が科学や技術に興味をもって課題解明に取り組み、科学的思考や表現力を育てることを目的に「古野賞科学技術展」を毎年開催している。
1938年に兄の故・古野清孝氏と共に古野電気商会を設立し、ラジオ修理業を開始。48年に世界で初めて魚群探知機の実用化に成功し、古野電気を設立。その後、西宮市に本社を構え、同社を舶用機器の世界トップメーカーに育てた。
故郷の発展にも尽力。2009年に清孝氏と共に南島原市から名誉市民証を授与された。同市は兄弟の功績を顕彰するとともに、児童生徒が科学や技術に興味をもって課題解明に取り組み、科学的思考や表現力を育てることを目的に「古野賞科学技術展」を毎年開催している。