対馬市でケーブルテレビ(CATV)やインターネット事業を運営する「コミュニティメディア」(米田利己社長)は28日、さまざまな業種の人がオフィス環境を共有し交流できるコワーキングスペースを同市厳原町に開設した。米田社長は「島内の個人事業主と起業家、島外から訪れた人と地域住民がコラボできる場となれば」と話している。
同社は2007年設立。08年から対馬市のCATV放送施設「市情報センター」の指定管理者となり、18年にはデジタルハリウッド(東京)と提携したIT人材養成学校を厳原町のビル内に開設している。
新施設の名称は「コワーキングスペースAGORA(アゴラ)対馬」。IT人材養成学校に隣接した延べ約90平方メートルに3Dプリンターなどを配置したクリエイティブファクトリー、利用者の交流サロン、会議室などがある。ITアドバイザーらを配置しており、創業支援のアドバイスも受けられる。
利用は29日から受け付け、個人は月単位2万円、法人は同2万5千円(法人内での利用権シェア可能)。個人は1日1500円でも利用できる。問い合わせはコミュニティメディア(電095.829.5525)。
厳原にオフィス共有施設 対馬のCATV事業者が開設
長崎新聞 2020/09/29 [11:55] 公開