長崎市風頭町の住宅街の一角に3月末、瓊浦高(同市伊良林2丁目)の寮「瓊浦高校百年館」が誕生した。百年館は元々、十八親和銀行(同市)の研修施設だったが、同校卒業生の杉本一成さん(63)=菱工エンジニアリング社長=が活用し、寮のオーナーとして運営を始めた。
同行によると、建物は十八銀行の100周年事業で1976年に完成。当初は新人行員の研修施設として使われていた。地下1階、地上2階建て。延べ床面積は約1392平方メートル。窓の外には市街地や長崎港の眺望が広がる。近年、同行では他施設の利用やオンラインの活用が進み、使用頻度が減っていた。
瓊浦高は、同市東長崎地区に寮があるが、距離が遠く、部活動の後などにマイクロバスで送迎する教諭の負担となり、ガソリン代もかさんでいた。百年館は、既存の建物をそのまま活用できる上、学校から徒歩十数分の好立地。杉本さんは、旧知の行員に相談するなどして、寮の運営までこぎ着けた。同校が今年、100周年を迎えることもあり「百年館」の名を残した。
3月31日までにハンドボール部やバスケットボール部などの運動部員60人が入寮。同日の入寮式で杉本さんは「人との付き合いが将来に生きる。強い絆が必ず糧になる」と生徒に助言。その上で、「私も精いっぱい暮らしやすい環境をつくり、皆さんの活躍を応援したい」と語った。
同校の宮崎芳之理事長は取材に「(杉本さんには)感謝に堪えない。環境が整ったことで、保護者も安心して預けられる。部活動生が日本一を狙える基盤になるはずだ」と話した。
同行によると、建物は十八銀行の100周年事業で1976年に完成。当初は新人行員の研修施設として使われていた。地下1階、地上2階建て。延べ床面積は約1392平方メートル。窓の外には市街地や長崎港の眺望が広がる。近年、同行では他施設の利用やオンラインの活用が進み、使用頻度が減っていた。
瓊浦高は、同市東長崎地区に寮があるが、距離が遠く、部活動の後などにマイクロバスで送迎する教諭の負担となり、ガソリン代もかさんでいた。百年館は、既存の建物をそのまま活用できる上、学校から徒歩十数分の好立地。杉本さんは、旧知の行員に相談するなどして、寮の運営までこぎ着けた。同校が今年、100周年を迎えることもあり「百年館」の名を残した。
3月31日までにハンドボール部やバスケットボール部などの運動部員60人が入寮。同日の入寮式で杉本さんは「人との付き合いが将来に生きる。強い絆が必ず糧になる」と生徒に助言。その上で、「私も精いっぱい暮らしやすい環境をつくり、皆さんの活躍を応援したい」と語った。
同校の宮崎芳之理事長は取材に「(杉本さんには)感謝に堪えない。環境が整ったことで、保護者も安心して預けられる。部活動生が日本一を狙える基盤になるはずだ」と話した。