菊を飾るなどして長寿を願う重陽の節句(9日)を前に、諫早産菊の消費拡大に向けてPRしようと、長崎県諫早市内の生産者団体が2日、市と市長に菊を使ったアレンジメントや花束を贈った。約30種の菊を使ったアレンジメントは市役所ロビーのほか、各課の窓口に9日まで飾られる。
花を贈ったのは、諫早キク生産組合(森敏朗組合長)、JAながさき県央諫早匠(たくみ)の菊生産組合(中野元文組合長)など3団体。同市では県内有数の菊の生産地として、例年、約11ヘクタールで755万本を生産している。
市役所で花束を受け取った宮本明雄市長は「コロナ禍の苦境を乗り切り頑張ってほしい」とお礼を述べた。森組合長(41)は「カラフルで洋風な種類も登場しており、リビングに飾るほか贈り物として、皆さんで長寿を願ってもらえたら」と話した。
重陽の節句前に諫早産菊をPR
長崎新聞 2020/09/05 [23:35] 公開