佐世保署は4日、佐世保市中心部の歓楽街「京町・山県地区」などで強引な客引きや無許可の接待行為などの防止を図るため、官民による「風俗環境保全協議会」を設立した。
同協議会の設立は長崎署に続いて県内2カ所目。2016年の風営法改正に伴う県条例改正で、京町・山県地区など県内の特例地区では風俗営業時間が午前2時までに延長され、許可店舗数が増加している。
県警は強引な客引きや無許可の接待行為、暴力団の関与などを懸念。協議会を設立することで官民が連携を強化し、こうした問題の防止や解決を図る。協議会は同署、市、事業者の代表など8人で構成する。
宮崎光法署長は「個々の事業者では解決が難しい問題について情報を共有し、連携を図りながら必要な対策を協議していきたい。議員の方の貴重な意見、要望を踏まえ、安全安心な風俗環境づくりに取り組みたい」と述べた。
風俗環境の保全へ連携 佐世保署が協議会設立
長崎新聞 2020/08/05 [11:18] 公開