【動画】西海・大島大橋 海に映える 白い斜張橋

2020/05/17 [12:36] 公開

青い海と空に映える白亜の斜張橋、大島大橋。後方には大島造船所の門型クレーンも

西海・大島大橋 海に映える 白い斜張橋 西海市西海町と大島町寺島とを結ぶ大島大橋。海中に建てられた高さ126メートルの2本の主塔から放射状に張られたケーブルが全長1095メートルの橋桁を支える斜張橋。青い海に白が映える。その姿は楽器のハープを連想させ、アーチの曲線美が特徴の西海橋、新西海橋(同市西彼町、佐世保市)とは対照的だ。
 今年は中止になったが、大島町内を通行止めにして夏に開かれる長崎西海トライアスロン祭。青い海原と緑の山々の橋からの眺望が気に入り、毎年参加する選手も少なくない。
 旧西彼大島町、崎戸町民にとって「陸続き」は長年の悲願だった。開通まで島民の足として活躍したフェリーに代わり、1999(平成11)年11月11日午前11時11分11秒にテープカット。2011年には無料化され、旅行者やビジネス客だけでなく、市民間の交流も促した。
 07年、西海と大島、崎戸町のコーラス団が合併し、「ハーモニー西海」が誕生。合併時からのメンバー松崎重子さん(68)は「橋のおかげで、お互いが行き来でき、友達も増えた。本当に便利になった」と話した。