行方不明者を救助 新上五島署が橋本さんに感謝状

長崎新聞 2019/10/04 [00:12] 公開

感謝状を受け取る橋本さん=新上五島署

感謝状を受け取る橋本さん=新上五島署

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 行方不明になっていた高齢男性の救助に貢献したとして、新上五島署はこのほど、長崎県新上五島町相河郷の会社員、橋本賢司さん(45)に感謝状を贈った。
 同署などによると、9月1日午前11時ごろ、橋本さんは所有する遊漁船で釣りに向かう途中、同町若松島東部の岩場にあおむけに倒れている男性を発見。橋本さんが船上から呼び掛けたがあまり反応がなく、携帯電話で知人の消防署員に協力を要請した。2人で救助し、救急車が待機する港まで船で運んだ。
 男性は町内在住の70代。前日の昼すぎから行方が分からなくなっており、捜索願が出ていた。発見場所は自宅から直線距離でも約5キロ離れており、普段は人があまり近づかない場所だったという。
 同署で中島真司署長から感謝状を受け取った橋本さんは「発見したときは驚いたが、落ち着いて行動できた。ご家族に会わせることができて良かった」と語った。