第2野球場とサッカー広場供用開始 諫早・久山

2019/08/07 [00:08] 公開

完成したばかりの市第2野球場で練習に汗を流す創成館高野球部=諫早市

 長崎県諫早市が久山港埋め立て地(久山町)に整備していた第2野球場とサッカー広場の供用が1日から始まった。周辺道路などの整備を経て、本年度中に総合落成式を開く予定。
 市は市民スポーツの振興や県内外からの大会、合宿誘致による交流人口拡大を目指し、同埋め立て地約10.8ヘクタールに二つの野球場などの整備を進めている。昨年8月から供用開始した第1野球場は、今年3月末までで約2万5千人が利用し、好調に推移している。
 第2野球場は第1野球場と同様、両翼100メートル、中堅122メートルの公式戦に対応した規格。内野は黒土混合土、外野は天然芝のフィールドで、観客席は240席。事業費は約3億8千万円。
 サッカー広場は敷地面積8970平方メートル。人工芝のフルコート1面はJリーグ公式戦に対応する規格。小学生コートなら2面、フットサルは4面確保できる。ラグビーでも利用可能。発光ダイオード(LED)のナイター照明を備えた。事業費は約4億円。
 2日、第2野球場で近くの創成館高野球部、サッカー広場では県立西陵高サッカー部が、真新しいグラウンドで練習に汗を流した。市スポーツ振興課は「高速道路のインターチェンジに近く、交通アクセスがいい上、近くの長崎日大高や創成館高のグラウンドも含めると、全国レベルの大会開催も可能」としている。

真新しいピッチを走り回る西陵高サッカー部=諫早市