ドライアイス実験 楽しいね 長崎市科学館で親子講座

2019/05/20 [00:04] 公開

ドライアイスの実験で発生した煙に興味津々の子どもたち=長崎市科学館

 親子に実験を通して科学の楽しさを伝える「親子で楽しむ科学講座」の本年度第1回講座が19日、長崎市油木町の市科学館であり、11組の親子が参加した。
 同館主催。本年度の講座は全9回。長崎南山中・高の理科教諭、進藤隆彦さん(40)が講師を務め、同校の生徒がアシスタントを担う。初回は生徒12人とともにドライアイスを使った実験に取り組んだ。
 実験では、お湯や油、牛乳、薬品などにドライアイスを入れ、液体ごとに白い煙が発生するかしないかを、生徒らが親子にクイズ形式で出題。衣装ケースにお湯とドライアイスを入れ大量の煙を発生させる実験では、子どもたちが「すごい」などと声を上げ、興味深そうに煙に触れていた。市立稲佐小3年の神田優月さん(8)は「クイズはほとんど正解でうれしかった。煙は触ったら思ったより冷たくてびっくりした」と話した。
 講座は来年3月まで。次回講座は6月16日で、水の性質を探る実験をする。以降は磁石や音、静電気などを使った実験が予定されている。