九州文化学園高女子バレーボール部を監督として15度の日本一に導き、26日に67歳で死去した井上博明さん(現西彼杵高女子バレーボール部監督)の葬儀・告別式が29日、佐世保市の元町メモリードホールで営まれた。28日の通夜と合わせて、親族や教え子、バレー関係者ら約1200人が参列。故人に最後の別れを告げた。
祭壇にはコートで指導する井上さんの遺影が飾られ、菊で「心」と書かれた文字などがあしらわれた。1989年徳島インターハイの全国初優勝メンバーで、現在は西彼杵高教頭の日向(旧姓佐々野)薫さん(53)は「厳しかった先生が優勝を決めた時に一人一人に握手をしてくれた。うれしくてみんな泣いた。いっぱいある思い出の中でも印象深かった」と当時を振り返った。県バレーボール協会の山口哲司理事長(56)は「長崎の宝を失った。長崎全体のスポーツ界のけん引者。言葉にできないぐらい残念」と肩を落とした。
前年度、西彼杵高のインターハイと春高バレー初出場に貢献して、今春卒業した佐藤佳音さん、侑音さん(18)姉妹は「卒部式で“これからも頑張れよ”と笑顔で言ってもらえたのが忘れられない。成長したなと言ってもらえるように大学でも頑張る」と涙を拭った。九州文化学園高OGで元日本代表の満永ひとみさん(48)は「信じられない。厳しいところもあったけれど、優しい先生だった。ゆっくり休んでください」と恩師を悼んだ。
長年、九州文化学園高のライバルだった共栄学園高(東京)元監督の太田豊彦さん(67)は日体大時代の同級生。「互いに高校で指導者になり、合宿で一緒に酒を飲みながら話していたころが懐かしい。今は明海大で指導をしており、井上さんの教え子4人を預かっている。しっかり成長させたい」と気丈に前を向いていた。
祭壇にはコートで指導する井上さんの遺影が飾られ、菊で「心」と書かれた文字などがあしらわれた。1989年徳島インターハイの全国初優勝メンバーで、現在は西彼杵高教頭の日向(旧姓佐々野)薫さん(53)は「厳しかった先生が優勝を決めた時に一人一人に握手をしてくれた。うれしくてみんな泣いた。いっぱいある思い出の中でも印象深かった」と当時を振り返った。県バレーボール協会の山口哲司理事長(56)は「長崎の宝を失った。長崎全体のスポーツ界のけん引者。言葉にできないぐらい残念」と肩を落とした。
前年度、西彼杵高のインターハイと春高バレー初出場に貢献して、今春卒業した佐藤佳音さん、侑音さん(18)姉妹は「卒部式で“これからも頑張れよ”と笑顔で言ってもらえたのが忘れられない。成長したなと言ってもらえるように大学でも頑張る」と涙を拭った。九州文化学園高OGで元日本代表の満永ひとみさん(48)は「信じられない。厳しいところもあったけれど、優しい先生だった。ゆっくり休んでください」と恩師を悼んだ。
長年、九州文化学園高のライバルだった共栄学園高(東京)元監督の太田豊彦さん(67)は日体大時代の同級生。「互いに高校で指導者になり、合宿で一緒に酒を飲みながら話していたころが懐かしい。今は明海大で指導をしており、井上さんの教え子4人を預かっている。しっかり成長させたい」と気丈に前を向いていた。