特大キノコにびっくり! 平戸で「ニオウシメジ」見つかる 長崎

長崎新聞 2024/08/05 [12:00] 公開

特大キノコの大きさを確かめる内山さん=平戸市、いきつきファーム

特大キノコの大きさを確かめる内山さん=平戸市、いきつきファーム

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長崎県平戸市生月町の農園「いきつきファーム」の責任者、内山直弥さん(53)が敷地内に特大のキノコが群生しているのを見つけた。最大の株は幅、高さとも約70センチ。一般財団法人日本きのこ研究所(群馬・桐生市)によると、「ニオウシメジ」という大型のキノコとみられる。
 内山さんは7月中旬、電動草刈り機で除草作業中に違和感のある手応えを感じ、「小動物に刃を当ててしまったか」と急いで草を取り除くと、シメジに似た特大のキノコが現れた。同じ場所での草刈りは約1年ぶりで、その時にはなかったという。「こんなに大きなキノコは初めて見た」と驚いている。
 3株のうち、2株は枯れかけていたが、残った1株は全体的に乳白色で50本ほどの軸が生えている。カサの直径は約15センチ、軸は長さ約30~70センチ、太さ約8センチ。同研究所によると、ニオウシメジはハラタケ目シメジ科の食用キノコ。沖縄など温暖な地域に生える珍しいキノコで、味はシメジに近いという。
 生えてきた原因は不明だが、同農園では菌を培養して栽培することも検討している。