長崎県佐世保市は27日、米海軍の原子力潜水艦からの放射線漏れを想定した防災訓練を市内で実施し、住民約50人が避難に特化した訓練をした。本年度は初めて2回に分けて計画。11月以降、災害対策本部運用訓練を実施し、米軍に参加を要請する。
訓練は23回目で、住民を含め自衛隊や県など12機関から約130人が参加。米原潜が赤崎岸壁に停泊中、平常値を上回る放射線を確認したとの想定。半径約500メートル以内の避難区域の住民を中心に避難誘導をした。
佐世保重工業旧船員寮で避難退域時検査訓練を実施。住民を乗せたバスに付着した放射線量をモニターで測定し、基準値を超えたとの想定で、住民を救護所に誘導し、各種検査や簡易除染、問診などの対応、手順を確認した。
もう1台のバスは放射線が確認されなかったとし、西地区コミュニティセンターへ移動。避難所の運営訓練をした。愛宕地区コミュニティセンターでは、原子力災害についての講習会を開催した。
参加住民の福島広海さん(51)は「万が一に備えて対応を考えておく必要がある。多くの人に訓練を体験してほしい」と語った。市防災危機管理局の米村誠防災危機管理専門官は「住民からの要望で人が集まりやすい日曜日に実施した。若い世帯を含め多くの住民が参加し、有意義な訓練になった」と述べた。
訓練は23回目で、住民を含め自衛隊や県など12機関から約130人が参加。米原潜が赤崎岸壁に停泊中、平常値を上回る放射線を確認したとの想定。半径約500メートル以内の避難区域の住民を中心に避難誘導をした。
佐世保重工業旧船員寮で避難退域時検査訓練を実施。住民を乗せたバスに付着した放射線量をモニターで測定し、基準値を超えたとの想定で、住民を救護所に誘導し、各種検査や簡易除染、問診などの対応、手順を確認した。
もう1台のバスは放射線が確認されなかったとし、西地区コミュニティセンターへ移動。避難所の運営訓練をした。愛宕地区コミュニティセンターでは、原子力災害についての講習会を開催した。
参加住民の福島広海さん(51)は「万が一に備えて対応を考えておく必要がある。多くの人に訓練を体験してほしい」と語った。市防災危機管理局の米村誠防災危機管理専門官は「住民からの要望で人が集まりやすい日曜日に実施した。若い世帯を含め多くの住民が参加し、有意義な訓練になった」と述べた。