福岡県大野城市の井本宗司市長は24日、記者会見を開き、部下にパワハラをしたとして、毛利伸彦副市長が30日付で辞任する意向を示していると明らかにした。職員の休職が相次いだことを受け、市が設置した第三者委員会は3月、副市長ら3人によるパワハラがあったと認定していた。井本市長も自身の管理責任をとり、任期満了の9月まで報酬を20%減給する。
井本市長は会見で「市民、職員にご心配とご迷惑をおかけし、深くおわび申し上げる」と謝罪し、ハラスメントのない職場環境の実現を目指すと語った。市は再発防止策として、防止条例の制定や、人事部門から独立したコンプライアンス推進室の新設などを進める。