工作機械大手の牧野フライス製作所に対する株式公開買い付け(TOB)を実施しているモーター大手ニデックは16日、牧野フライスが決めた新株予約権を既存株主に無償で割り当てる対抗策について、差し止めを求める仮処分を東京地裁に申し立てたと発表した。牧野フライスは10日、対抗策を発動する方針を表明しており、同意を得ないままのTOB実施は法廷闘争に発展した。
ニデックが当初の方針通り4日からTOBを開始したことを受け、牧野フライスは10日にTOBに反対することを決定。6月の定時株主総会で対抗策の発動について諮るとしていた。