長崎みなとメディカルセンター(長崎市新地町)を運営する市立病院機構は27日、カテーテル治療に使う医療材料を巡り、不正に保険請求をした事例が12件(計50万8960円)あったと発表した。
昨年7月に公益通報があり、2020年4月以降の症例を調べて判明。血管にカテーテル(細い管)を入れて行う手術で、事前に準備したワイヤやコイルなどの医療材料を結果的には使わなかったのに、使用したことにして保険請求をしたケースなどがあった。医師が請求に関する文書に事実と異なる記載をしたほか、医事課でのチェックなども不十分だったという。
同機構は各保険者や九州厚生局などに報告し、関係する職員を処分(内容非公表)。不正請求分については各保険者への返還を進めている。
昨年7月に公益通報があり、2020年4月以降の症例を調べて判明。血管にカテーテル(細い管)を入れて行う手術で、事前に準備したワイヤやコイルなどの医療材料を結果的には使わなかったのに、使用したことにして保険請求をしたケースなどがあった。医師が請求に関する文書に事実と異なる記載をしたほか、医事課でのチェックなども不十分だったという。
同機構は各保険者や九州厚生局などに報告し、関係する職員を処分(内容非公表)。不正請求分については各保険者への返還を進めている。