長崎市元船町の倉庫群跡地にできた11階建てオフィスビル「長崎BizPORT(ビズポート)」の完成パーティーが10日、長崎市内のホテルであり、行政や企業の関係者ら約130人が祝った。
現地に本社や倉庫を所有していた長崎食糧倉庫(長崎市)が、県産業振興財団の仲介で、総合デベロッパーの日鉄興和不動産(東京)と共同開発。金融機関などの事務管理部門を誘致・集積する県の「長崎金融バックオフィスセンター構想2020」に基づく民間オフィスビルの第1号として3月に開業した。
パーティーで、長崎食糧倉庫の頓田敏之社長は「心地よいオフィス空間を提供し、1階の『公開空地』も活用しながら地域活性化の役にも立ちたい」とあいさつ。中村法道知事は「構想が少しずつ具体的な形になってきた。今後もベイサイドエリアが業務、にぎわい、交流のエリアとして発展し、若い人に定着してもらえるよう引き続き取り組みたい」と話した。
ビルの延べ床面積は約1万4400平方メートルで、2~11階がオフィス床。オリックス生命など10社が入居し、千人以上が勤務する。1階の公開空地には県産材デッキやベンチがあり、市民が自由に利用できる。
長崎BizPORT完成祝う 11階建てオフィスビル
長崎新聞 2019/04/11 [00:10] 公開