宝塚音楽学校、39人が巣立ち 「これからも清く正しく美しく」

共同通信 2025/03/01 [11:43] 公開

宝塚音楽学校の卒業式で入場する第111期生=1日午前、兵庫県宝塚市

宝塚音楽学校の卒業式で入場する第111期生=1日午前、兵庫県宝塚市

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 宝塚歌劇団の俳優養成機関「宝塚音楽学校」で1日、2023年春に入学した第111期生の卒業式が開かれた。歌劇団が23年の俳優急死問題を受けた「改革」を誓う中、2年間、ダンスや歌、芝居などの厳しい稽古を乗り越えた39人の卒業生がタカラジェンヌの道を歩み始める。

 歌劇団では宙組の女性俳優が23年9月に急死。親会社の阪急阪神HDが昨年3月、上級生らのパワハラを認めて謝罪し、遺族に補償する内容で合意した。組織改革への決意も示され、今年1月には俳優との契約形態の見直しなどが発表された。

 卒業生総代の光田悠那さんは「これからも『清く・正しく・美しく』の思いを胸に精進します」と誓った。