長崎県立諫早高3年の古賀美希さん(17)が、7月下旬、東京・渋谷のNHKホールで開かれた第71回NHK杯全国高校放送コンテストのアナウンス部門で、2年連続で優勝した。同部門での連覇は大会史上初の快挙。「楽しい思い出しかない。全国各地の放送部員と友達になれたのも、大きな財産」と振り返った。
2連覇を目指す中でプレッシャーはあったという古賀さん。「でも、緊張している場合じゃない。楽しまないともったいない」と臨み、伝えることのうれしさを感じながらアナウンスしたと言う。
古賀さんを諫早高付属中時代から6年間指導してきた同高放送部顧問の小野下洋美教諭は、好成績の理由について「古賀さんは気持ちの強さがある。負けず嫌いで、特に基礎を身に付ける時期は発音やアクセントなど納得いくまで練習をやめなかった」と振り返る。
そうした気持ちの強さは、言葉を伝えようとする意識の高さからきている。
古賀さんの父は米国人で、母は日本人。家庭では英語と日本語と半々くらいの生活で、小学生の頃は「どっちも中途半端になってしまいそう」と不安になったという。一方で、日本語は、英語主体の父と日本の社会を橋渡しする大切なツールでもある。「言葉は伝わらないと意味がない」という古賀さんのモットーの原点がここにある。また、校外で環境問題などの活動をすることも多く、言葉をきちんと相手に伝える習慣が身に付いたという。
これまでの部活動を振り返って古賀さんは「長崎県の放送は団体戦なんです」と明かす。
本県の放送部は伝統的に強く、Nコンでも好成績を残している。大きな大会では学校の枠を超えて放送専門部が一致団結し、行動を共にして臨むのが特徴。今年も発表の本番前に、他校の顧問教諭6人の前で1人の生徒が練習する場面もあったという。また、過去にNコンで活躍した生徒が教諭となって学校に戻り、生徒を指導するという循環も。県全体として育てる環境が生徒の力を伸ばしてきた。
そんな県勢の中でも、今年の諫早高放送部の活躍は目立った。Nコンには3年生4人、2年生1人が出場し、5人とも準決勝に進むことができ「よかった」と喜びを共有。決勝に進んだ古賀さんもモチベーションが高まったという。
古賀さんは、8月に岐阜県であった「第48回全国高校総合文化祭」(清流の国ぎふ総文2024)にも県代表の一人として出場した。「全国の人たちに諫早のすてきなところをアピールできたし、放送部活動6年間の中で一番楽しく読むことができた。『祭り』のにぎわいのある雰囲気の中で、たくさんの人と交流できてうれしかった」と振り返った。
部活動を引退した古賀さんは、「将来NHKのアナウンサーになる」という目標を掲げた。その一歩として東京の大学進学を目指し現在、受験勉強に励んでいる。
2連覇を目指す中でプレッシャーはあったという古賀さん。「でも、緊張している場合じゃない。楽しまないともったいない」と臨み、伝えることのうれしさを感じながらアナウンスしたと言う。
古賀さんを諫早高付属中時代から6年間指導してきた同高放送部顧問の小野下洋美教諭は、好成績の理由について「古賀さんは気持ちの強さがある。負けず嫌いで、特に基礎を身に付ける時期は発音やアクセントなど納得いくまで練習をやめなかった」と振り返る。
そうした気持ちの強さは、言葉を伝えようとする意識の高さからきている。
古賀さんの父は米国人で、母は日本人。家庭では英語と日本語と半々くらいの生活で、小学生の頃は「どっちも中途半端になってしまいそう」と不安になったという。一方で、日本語は、英語主体の父と日本の社会を橋渡しする大切なツールでもある。「言葉は伝わらないと意味がない」という古賀さんのモットーの原点がここにある。また、校外で環境問題などの活動をすることも多く、言葉をきちんと相手に伝える習慣が身に付いたという。
これまでの部活動を振り返って古賀さんは「長崎県の放送は団体戦なんです」と明かす。
本県の放送部は伝統的に強く、Nコンでも好成績を残している。大きな大会では学校の枠を超えて放送専門部が一致団結し、行動を共にして臨むのが特徴。今年も発表の本番前に、他校の顧問教諭6人の前で1人の生徒が練習する場面もあったという。また、過去にNコンで活躍した生徒が教諭となって学校に戻り、生徒を指導するという循環も。県全体として育てる環境が生徒の力を伸ばしてきた。
そんな県勢の中でも、今年の諫早高放送部の活躍は目立った。Nコンには3年生4人、2年生1人が出場し、5人とも準決勝に進むことができ「よかった」と喜びを共有。決勝に進んだ古賀さんもモチベーションが高まったという。
古賀さんは、8月に岐阜県であった「第48回全国高校総合文化祭」(清流の国ぎふ総文2024)にも県代表の一人として出場した。「全国の人たちに諫早のすてきなところをアピールできたし、放送部活動6年間の中で一番楽しく読むことができた。『祭り』のにぎわいのある雰囲気の中で、たくさんの人と交流できてうれしかった」と振り返った。
部活動を引退した古賀さんは、「将来NHKのアナウンサーになる」という目標を掲げた。その一歩として東京の大学進学を目指し現在、受験勉強に励んでいる。