長崎県東彼東彼杵町は30日、特産の「そのぎ茶」を世界に発信しようと、大阪・関西万博の国際交流プログラムに申請し、登録されたと明らかにした。歴史的にゆかりが深く、近年も人的交流があるオランダと相互交流する。
住民と万博参加国(地域)の交流を支援する内閣官房の「万博国際交流プログラム」に参加する。期間は登録時から2026年3月まで。30日までに17府県と75市区町村が登録した。県内では在来種野菜でデンマークと交流する雲仙市に次いで2件目。
東彼杵町では江戸中期、大村藩が茶生産を奨励し、出島から輸出。江戸後期にはオランダ商館医シーボルトが川原慶賀に彼杵港などを描かせている。
近年は、17、18年に慶賀の原画を鑑賞する小中学生交流団がオランダを訪問。3年前にはオランダ人のマヨレイン・ライマケルスさんが町内に移住し、そのぎ茶を海外に広める活動を進めている。
こうした取り組みが在日オランダ大使館の目に留まり登録が実現した。開催期間中はオランダのパビリオンで子どもたちが交流。万博終了後、オランダの関係者を町内に招く計画もある。町総務課の森縁主査は「シーボルトはそのぎ茶で一服していたのではないか。当時に思いをはせながら交流を深めたい」と話している。
住民と万博参加国(地域)の交流を支援する内閣官房の「万博国際交流プログラム」に参加する。期間は登録時から2026年3月まで。30日までに17府県と75市区町村が登録した。県内では在来種野菜でデンマークと交流する雲仙市に次いで2件目。
東彼杵町では江戸中期、大村藩が茶生産を奨励し、出島から輸出。江戸後期にはオランダ商館医シーボルトが川原慶賀に彼杵港などを描かせている。
近年は、17、18年に慶賀の原画を鑑賞する小中学生交流団がオランダを訪問。3年前にはオランダ人のマヨレイン・ライマケルスさんが町内に移住し、そのぎ茶を海外に広める活動を進めている。
こうした取り組みが在日オランダ大使館の目に留まり登録が実現した。開催期間中はオランダのパビリオンで子どもたちが交流。万博終了後、オランダの関係者を町内に招く計画もある。町総務課の森縁主査は「シーボルトはそのぎ茶で一服していたのではないか。当時に思いをはせながら交流を深めたい」と話している。