国重要無形民俗文化財、上五島神楽の第26回大祭が23日、新上五島町榎津郷の榎津神社(宮田文嗣宮司)であり、全30番のうち20番が奉納された。約100人の観客は、荘厳な舞に魅了されたり、獅子舞に捕まえられ泣き叫ぶ子どもたちの姿を、ほほ笑ましく見るなど約3時間の伝統芸能を堪能した。
上五島神楽保存会(吉村政德会長)主催。同神楽は豊作や豊漁を祈願し400年以上の歴史を誇る。大祭は、町内の各神社が持ち回りで伝承している。
今年は、榎津神社社殿で、弓を手に武勇を祈る「山の太郎」や、天の岩戸神話を再現した舞などを奉納した。
獅子に頭などをかまれたり、天狗(てんぐ)が持つシバにたたかれると縁起がよいといわれているクライマックスの獅子舞。社殿入り口で、有川郷の会社員、野村泰平さん(35)に抱かれた長男、朋季(ともき)ちゃん(5)は、突然走り寄ってきた獅子に素早く抱き取られ中央へ。獅子にしっかりと覆いかぶさられ、たっぷりと縁起を授けられたものの「怖いー」と大泣き。一方で長女の茉央(まお)さん(6)は「おもしろかった」と笑顔を見せた。
泰平さんは「子どものころから地域の伝統に触れることはとても大切」と話した。
上五島神楽保存会(吉村政德会長)主催。同神楽は豊作や豊漁を祈願し400年以上の歴史を誇る。大祭は、町内の各神社が持ち回りで伝承している。
今年は、榎津神社社殿で、弓を手に武勇を祈る「山の太郎」や、天の岩戸神話を再現した舞などを奉納した。
獅子に頭などをかまれたり、天狗(てんぐ)が持つシバにたたかれると縁起がよいといわれているクライマックスの獅子舞。社殿入り口で、有川郷の会社員、野村泰平さん(35)に抱かれた長男、朋季(ともき)ちゃん(5)は、突然走り寄ってきた獅子に素早く抱き取られ中央へ。獅子にしっかりと覆いかぶさられ、たっぷりと縁起を授けられたものの「怖いー」と大泣き。一方で長女の茉央(まお)さん(6)は「おもしろかった」と笑顔を見せた。
泰平さんは「子どものころから地域の伝統に触れることはとても大切」と話した。